| 七訂 | |
|---|---|
| 成分 | 算出方法 |
| たんぱく質 | 窒素量×換算係数で算出 |
| 脂質 | 有機溶媒可溶成分の総質量 |
| 炭水化物 | 100g−(他の成分値)で算出 |

| 八訂 | ||
|---|---|---|
| 成分 | 算出方法 | |
| アミノ酸組成による たんぱく質 |
たんぱく質を構成する約20種のアミノ酸の残基量の合計から算出 | |
| 脂肪酸のトリアシルグリセロール当量 | 脂肪酸をトリアシルグリセロールに換算した総和 | |
| 消化性 高 |
利用可能炭水化物(単糖当量) | でん粉、単糖・二糖類を単糖に換算した総和 |
| 消化性 低 |
食物繊維、糖アルコール | |
七訂では修正Atwaterの係数などを食品により選択していましたが、八訂では全食品に対し同じ換算係数を用いて計算します。
| 七訂(修正Atwater法) | |
|---|---|
| 成分名 | 換算係数(kcal) |
| たんぱく質 | 4 |
| 脂質 | 9 |
| 炭水化物 | 4 |
| アルコール | 7 |

| 八訂 | ||
|---|---|---|
| 成分名 | 換算係数(kcal) | |
| たんぱく質 | アミノ酸組成によるたんぱく質 | 4 |
| 脂質 | 脂肪酸のトリアシルグリセロール当量 | 9 |
| 炭水化物 | 利用可能炭水化物(単糖当量) | 3.75 |
| 食物繊維総量 | 2 | |
| 糖アルコール | 2.4 | |
| 有機酸 | 3 | |
| アルコール | 7 | |
可食部100gあたり1g以上含まれることがある一部の糖アルコール及び有機酸については、別に定めた換算係数を利用する。

| 糖アルコール | 換算係数(kcal) |
|---|---|
| ソルビトール | 2.6 |
| マンニトール | 1.6 |
| マルチトール | 2.1 |
| 還元水飴 | 3.0 |
| 有機酸 | 換算係数(kcal) |
|---|---|
| 酢酸 | 3.5 |
| 乳酸 | 3.5 |
| クエン酸 | 2.5 |
| リンゴ酸 | 2.4 |
●2,249食品の試算では、計算方法の変更によりエネルギー値は9.1%減少となりました。
食品群別にみると、きのこ類は11.8%・藻類は12.6%増加する結果となっています。

| アミノ酸組成によるたんぱく質 | たんぱく質を構成する約20種のアミノ酸の残基量の合計から算出。 |
|---|---|
| たんぱく質 | 基準窒素量に窒素-たんぱく質換算係数を乗じて計算。 |
| 脂肪酸のトリアシルグリセロール当量 | 脂肪酸をトリアシルグリセロールに換算した総和。トリアシルグリセロール(トリグリセリド)は中性脂肪の内自然界に最も多く存在する。 |
| 脂質 | 有機溶媒可溶物を分析で求めた値。 |
| 飽和・不飽和脂肪酸 | 脂肪酸成分表編に記載。 |
| 利用可能炭水化物(単糖当量) | エネルギーとしての利用性の高いでん粉、単糖・二糖類を単糖に換算した総和。 |
| 利用可能炭水化物(質量計) | でん粉、糖類を直接分析または推計した値で質量の合計。実際の摂取量。 |
| 差し引き法による利用可能炭水化物 | 100gから水分、たんぱく質、脂質、食物繊維、有機酸、灰分、アルコール等の合計を差し引いて求める。利用可能炭水化物の収載値がない食品等においてエネルギーを計算するために用いる。これをエネルギー計算に用いた場合は「*」を明示している。 |
| 食物繊維総量 | 2015年版追補2018年以降AOAC2011.25法による分析を収載しているが、従来のプロスキー変法やプロスキー法による成分値等については炭水化物別表1に収載。 |
| 水溶性・不溶性食物繊維 | 炭水化物成分表別表1に記載。 |
| 糖アルコール | 2015年版は炭水化物に含まれる成分だが、利用可能炭水化物との関係ではその外数となる。 |
| 有機酸 | 2015年版までは酢酸のみエネルギー産生成分と位置づけ、その他は便宜的に炭水化物に含めていたが、すべての有機酸をエネルギー産生成分として扱う観点から独立して配列した。 |